越境ECの成功とは
現状にて越境ECをはじめる際には、ターゲットとなる国・地域をしっかりと選別して、そのターゲットをしっかりと攻めていくことが重要であることは前回にも記述した通りです。
越境ECをひとくくりに考えるのではなく、自社の商材が合うかどうかを国ごとに考えて展開していく必要があります。
外国人観光客が日本で買い物していく商品などの傾向などから読み取れる商品へのニーズは自国で同じモノが売っていたとしても、日本で買う方が安いため購入する、日本の方が正規品を取り扱っているから購入する。もしくは日本でしか売っていないモノを買うという流れです。
例えば価格を見てみると中国の大手ECモールの天猫国際で日本の商品がいくらで販売されているのか比較してみると、資生堂の口紅は日本の公式サイトでは3,240円(税込)で販売されているのに対し、天猫では260元(5,200円程度)、ユニクロのポロシャツは日本の公式サイトでは4,309円(税込)で販売されているのに対し、天猫では299元(5,980円程度)で販売されています。(1元=20円で計算)円安元高の今でさえこれだけの差がつきます。
為替レートが円安に振れており、中国や東南アジア各国のGDP成長により観光客と消費意欲が増加している今は越境ECのニーズが増していることは間違いありません。