ウィーチャットはもはや必須のアプリケーション
微信(中国語読み:ウェイシン、英語:WeChat、ウィーチャット)は中国大手IT企業テンセント(中国名:騰訊)が作った無料インスタントメッセンジャーアプリで、多様なプラットフォームで使用可能です。主に、グループチャット機能、音声、写真、動画、テキストのメッセージなどが有名でしょうか。ウィーチャットの月間アクティブユーザーは一般情報において6億人(前年比で37%増)を超えているとのことです。
ウィーチャットは、地域、年齢、性別、趣味、配信端末などをターゲティングして、関心の高いセグメントに、ピンポイントで広告を配信することが可能です。
基本的な機能としては、LINEのようなメッセージと通話機能です。またTwitterのような拡散機能も、備わっており、とくにスマートフォンと相性のいいSNSにもなります。
ほかにも、「WeChat Payment」(財付通)というオンライン決済サービスを、利用することができ、最近では、株式会社ネットスターズが「『WeChat Payment』を、日本でも訪日中国人向けに導入した」とのことで話題を集めました。
ウィーチャットの公式アカウントの開設は、誰でも無料で可能です。詳しくみていくと、3種類のアカウントが存在します。
①订阅号(予約購読)
・ユーザーに対するメッセージを送信(上限は、1日に1回)。
・企業の独自メニューを設置して、ランディングページやコンテンツに誘導できる。
・他の公式アカウントとまとめられて表示される。
②服務号
・ユーザーに対するメッセージを送信(上限は1か月に4回)。
・企業の独自メニューを設置して、ランディングページやコンテンツに誘導できる。
・他の個人ユーザーと同じようにリストアップされ表示される。
③企業号
・ユーザーに対するメッセージを送信(無制限)
・独自開発アプリとの連結
・従業員の連絡先リスト/グループ分け
・個人情報保護
・グループチャット窓口の統合
・アクセス権限管理
・蓄積情報へのAPIを介したオープンなアクセス
(※API:「アプリケーションプログラムインターフェイスの略語で、プログラミングの際に使用できる命令や規約、関数等の集合の事を指す。ソフトウェア開発の際、いちから全てを作るより、APIを利用すればもともとあるプログラムを呼び出して、その機能を組み込んだソフトウェアを開発することができる。」ウィキペディアより)
企業号は、例えば、中国三大航空会社の1つである中国東方航空や、アイスクリームブランドである哈根达斯(ハーゲンダッツ)が、挙げられます。中国東方航空では、フライトや気象情報、また哈根达斯では、店舗巡回によってつけられる店舗ランク・評価情報などを、ユーザーに配信することが可能です。